1.社労士として
「社会保険労務士として社会に対し何が出来るか、そのために社会保険労務士として何をすべきか・・・」社労士倶楽部設立時に掲げた設立趣意書の一文である。
まさにこれがわたくしにとって社会保険労務士としての永遠のテーマである。
昭和60年に合格し翌年登録したのだから、社会保険労務士になって17年にもなっちゃった。キャリアの割には成長していない自分が情けない事もあるが仕方ない。
いままで様々な場面で、いろいろな壁にぶち当たる度に、自分が思い描く理想の社会保険労務士像と葛藤しながら、もがき、苦しみ、涙や鼻水を流し、あるいは戦い、挑戦もして来たが、いまだに自分のスタイルというモノを確立するに至っていない。
・・・案外これがスタイル!?かな。
2.社労士倶楽部会員として
仲間というモノはいいものである。
学生時代の仲間、社会に参加してからの仲間、趣味やサークルの仲間、社会保険労務士にとっても同業の仲間というものはとても重要である。 この業界、一匹狼が多いが、結構寂しがりやもいる。
社会保険労務士としての悩みや、実務、法律解釈、愚痴や悪口、そんなさまざまな事を仲間であれば相談したり、たまには弱音も吐ける。 それがいいんだなーと思う。
そこには、組織にありがちが人間関係やしがらみや駆け引きがあってはならない。自分をさらけ出し、弱さも強さも互いに認め合い、切磋琢磨し、刺激し合い、勉強し、自分自身をも高める場なのである。
3.フリーコメント
平成15年4月から社会保険労務士にも、ADRいわゆる個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律における「あっせん」について、紛争当事者の代理を行う業務を行える事が出来るようになる。従来意識せず業務とは言えないが(ボランティア的でお金にならないため)それに近い事もしてきたが、今後は正面から正々堂々と立ち向かって行くことが出来る。 この業務はわれわれ社会保険労務士にとって格好の活躍の場になるだろう。
社会保険労務士の事業経営を安定させるため、どうしても事業主側につかざるを得ない現状はあるが、今後は労働者の求めに応じ、労働者側の代理人にもならなければならない。
良い仕事が出来れば、社会に対しても胸をはってきっと言える日がくる「わたしが社会保険労務士です」と。
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